忙しい家族の作り置き:週に 5 時間を取り戻す
作り置きには、印象の問題があります。SNS に出てくるのは、ちり一つない台所と、きれいに同じ量を詰めた 20 個の容器と、日曜にほかに何もすることがないらしい誰かです。子どもと習いごとと、週末の時間を奪い合うおよそ 400 のものを抱えた家族には、現実的ではありません。
家族の作り置きは、もっと単純です。ある 1 日に 30〜60 分かけて、その先の 1 週間を大きく楽にするところだけを先にやる。料理をまるごと作り上げるのではありません。週のあいだにいちばん時間を生む手順だけをやるのです。
作り置きの、効くところだけ
時間の節約のほとんどは、この 4 つから出てきます。
1. 野菜を切る(15 分)
切ることが、平日の夜の料理でいちばん時間を食う部分です。1 週間分を一度に済ませます。
- いくつもの料理に使う、たまねぎ、ピーマン、にんじん、セロリ
- 洗って水気を切ってしまっておくサラダの材料
- まとめて袋に入れた、炒めもの用の野菜
- おやつ用の野菜(にんじん、きゅうり、ピーマン)を切り分けておく
湿らせたキッチンペーパーを添えて、密閉できる容器で保存します。切った野菜はたいてい 4〜5 日もちます。
2. 穀物を炊く(手を動かすのは 10 分)
ごはん、キヌア、パスタといった穀物は、多くの家族の食事の土台です。大きめの量を一度に炊きます。
- 炒めもの、ブリトーボウル、チャーハンのための、炊いたごはん 4〜6 カップ分
- すぐ温め直せるよう、油をひとまわしして保存したゆでパスタ
- 穀物のボウルやサラダのためのキヌア
炊いた穀物は冷蔵で 4〜5 日、冷凍すればもっともちます。
3. 肉や魚を漬ける(10 分)
日曜に量って混ぜる 5 分が、水曜の夕食をほとんど勝手に作ってくれます。
- 炒めものの日のための、照り焼きのたれに漬けた鶏肉
- タコスの日のための、下味をつけて小分けした肉
- レモンと香草を添えて、オーブンに入れるだけの魚
袋で密閉した漬け込みは、冷蔵で 2〜3 日。たれごと冷凍すれば、先の週にも回せます。
4. 入れるだけの食事を用意する(10 分)
煮込みや天板 1 枚で焼く日のために、材料を全部ひとつの袋か容器にまとめておきます。
- 煮込みのチリ:豆、トマト、香辛料、炒めた肉を袋に。水曜の朝に鍋へ入れるだけ。
- 天板の夕食:下味をつけた鶏肉と野菜を袋に。木曜に天板に広げて焼くだけ。
週に一度の作り置きの時間
4 人家族向けの、現実的な 45 分の段取りです。
| 分 | やること |
|---|---|
| 0〜15 | 1 週間分の野菜を全部切る |
| 15〜25 | ごはんや穀物を炊き始める(始めたあとは放っておける) |
| 25〜35 | 別々の日のために、肉や魚を 2〜3 種類漬ける |
| 35〜45 | 入れるだけの袋を 1〜2 つ作り、おやつを小分けする |
これだけです。1 時間もかからず、平日の夜の料理は 45〜60 分から 20〜30 分に減ります。
平日の夜のこなし方
作り置きが済んでいれば、平日の夜はこうなります。作り置きができなかった夜も必ずありますが、そのときは家族向けの手早い夕食が、10 分・20 分・30 分で作れるものを並べた戻り道になります。
月曜はパスタ(20 分): 湯を沸かし、ソースを温め(冷凍しておいた手作りか、瓶入り)、パスタとあえます。洗ってある葉ものでサラダを。
火曜はタコス(15 分): 下味をつけておいた肉を焼き、トルティーヤを温め、切ってある具を並べます。
水曜は煮込み(朝 5 分): 用意しておいた袋を鍋に入れて、火をつけるだけ。帰るころには夕食ができています。
木曜は炒めもの(20 分): 油を熱し、漬けておいた鶏肉を焼き、切ってある野菜を加えて、炊いてあるごはんにのせます。
金曜はピザ(10〜30 分): 作るか、頼むか。ここまで来たなら、その資格があります。
まとめ作り:一度作って、二度食べる
下ごしらえの先で、まとめ作りが手間を倍にして返してくれます。
- どのレシピも倍で作る。 チリを作るなら、2 倍の量を。半分は家族 1 食分ずつに分けて冷凍します。
- 日曜はスープ。 大鍋のスープが、日曜の夕食に加えて、週の 2〜3 食の昼食になります。
- 冷凍の作りおき。 少しずつ、家族 8〜10 食分の蓄えを冷凍庫に作っていきます。いちばんつらい夜には、解凍して温めるだけです。
このやり方は、まとめてこなすという考え方 — 似た仕事は週じゅうに散らすより、一度にまとめたほうが効率がよい — とぴったり合います。
家族を巻き込む
作り置きは、手が増えると速くなります。
- パートナー: 作業を分けます。片方が切り、もう片方が穀物を炊いて漬け込みをします。
- 6〜8 歳: 野菜を洗う、レタスをちぎる、材料を量る
- 9〜12 歳: やわらかい野菜を切る、見守りのもとで穀物を炊く、おやつを小分けする
- 中高生: 作業をまるごとひとりでこなす
Homsy で下ごしらえの作業を割り当てておけば、始める前に、家族それぞれが自分の役目を分かっています。
小さく始める
最初の週から全部をやろうとしないでください。まずはこのうちのどれかひとつから。
- 1 週間分の野菜を切る
- 夕食を 1 品だけ 2 倍作る(1 食は食べて、1 食は冷凍)
- 子どものおやつを小分けする
それが楽に感じられるようになったら、もうひとつ足します。1 か月もすれば、毎週何時間も生む作り置きの型ができています。
よくある質問
家族の作り置きには、どのくらい時間がかかりますか
現実的な週 1 回の作り置きは、30〜60 分です。いちばん効くところに絞ってください。野菜を切る、穀物を炊く、肉や魚を漬ける、入れるだけの食事を組んでおく。これで平日の料理の時間が 3〜5 時間浮きます。
家族のために、何を作り置きすればいいですか
週のあいだにいちばん時間を食う部分を先にやってください。切った野菜、炊いた穀物、漬けた肉や魚、そして煮込みや天板の夕食を組んでおいた袋です。料理をまるごと作り上げるのではなく、部品を用意して、平日の夜に組み合わせます。
子どもと一緒に作り置きを始めるには
年齢に合った作業を割り当てるところから始めてください。小さい子は野菜を洗い、材料を量る。大きい子は見守りのもとで切り、火を使う。中高生は作業をひとりでこなす。音楽をかけて、全員が手を出す家族の行事にしてしまいましょう。
作り置きは、本当にお金の節約になりますか
なります。作り置きを続けている家族は、食材を目的をもって使うので無駄が減り、料理が速く楽になるので外食が減り、買い物リストが決まっているので買い方も無駄がなくなります。食費でだいたい 20〜30% の節約になります。