Homsy

介護シフト共有アプリ:家族の介護の当番を 1 つのカレンダーに

文: Ziggy · 更新: 2026/9/7 · 1 分で読めます

短い答え: 介護シフト共有アプリとは、誰が付き添うかを表す共有カレンダーのことです。火曜に母のところへ行くのは誰か、薬局へ行くのは誰か、前回の通院で何があったか。きょうだいと数人のヘルパーで回している家族に要るのは、医療用のソフトではありません。人ごとに色の付く家族のカレンダー、担当の決まった繰り返しの作業、そして全員が読める記録です。Homsy はその形をまかないます。多くの利用者に対して有償のスタッフを配置する事業所には、勤務管理のソフトのほうが要ります。その線がどこにあるかも、このページで書きます。

たいてい最初に壊れるのは予定です。愛情でも、やる気でもありません。予定です。きょうだいが 3 人、週 2 回の朝に来るヘルパーが 1 人、様子を見に寄ってくれる近所の人が 1 人、そしてほとんどの日に誰かがそばにいる必要のある父親が 1 人。全員が「手伝う」と言っています。それなのに、水曜の時点で、明日行くのが誰なのかを言える人がいません。

そこから始まるのがグループチャットです。木曜が空いていると突き止めるまでにメッセージが 40 通、そして来週また、同じことをするために新しく 40 通。介護シフト共有アプリは、その繰り返しを止めるためにあります。

介護の予定表が抱えるべきもの

介護の調整は、家庭の段取りとよく似ています。ただし、失敗したときの重さが違います。居場所が要るものが 5 つあります。

付き添いのカレンダー。 予定ではなく、そこにいる人です。誰が、どの日に、どのくらいの時間いるのか。ここは、家族がいちばん頭の中だけで持ちがちな部分で、誰かが旅行に出たり体調を崩したりしたときに最初に崩れる部分でもあります。書き出しておけば、空白は前の晩ではなく 1 週間前に見えます。

通院の予定と、付き添う人の名前。 12 日に循環器科、というのは半分でしかありません。残りの半分は、誰が車を出し、誰が診察室に入り、誰が質問するかです。名前の付いていない通院は、「誰かが行ってくれるはず」と全員が思っている通院です。

服薬の時間と、処方の受け取り。 毎日の 1 回ずつと、月に一度、薬が残り少ないことに気づくという仕事です。処方の受け取りは繰り返す作業ですから、誰かが覚えていることに頼るのではなく、ひとりでに繰り返してほしいところです。

引き継ぎ。 雇っているヘルパーは正午に帰り、娘は 14:00 に着きます。午前中に何があったのかは、その空白をまたいで伝わらなければなりません。何を食べたか、何を飲まなかったか、いつもと違うところはなかったか。

全員が読める記録。 「医師が血圧の薬を変えて、6 週間後にもう一度診たいと言っている」には、1 か所だけ置き場が要ります。電話できょうだいのひとりにだけ伝えられた話は、たったひとつの頭の中にしかなく、1 か月のうちに 3 通りに思い出されます。

なぜグループチャットでは足りないのか

チャットのスレッドは、届いた順に積まれたメッセージの山です。予定表は、1 週間の絵です。この 2 つは同じものではありませんし、片方をもう片方に変換する作業を、みんなが何度もやり直しています。

チャットは、偏りも隠します。多くの家族で、介護はいちばん近くに住んでいる人にいちばん重くのしかかります。そして、その重さは誰かが決めたのではなく既定でそうなっているので、背負っている側はそれを示せず、背負っていない側にはそれが見えません。人ごとに色の付いたカレンダーは、手間についての言い争いを、誰でも眺められる 1 枚の絵に変えます。

Homsy を介護シフト共有アプリとして使う

Homsy は家庭で共有するアプリです。そして介護のチームは、大事な意味で「家庭」です。何人かの人がいて、守るべき約束がひとそろいあり、全員が自分のスマホから同じ絵を見る必要があります。メンバーは同居していなくてよいので、3 つの街に散らばったきょうだいでも 1 つの介護カレンダーを共有できます。

色分けされたカレンダーの上の付き添い。 メンバーごとに色が付きます。それぞれの当番を枠で押さえておけば、1 週間はひと目で読めます。誰が入っていて、どこが白いままかが見えます。週表示と一覧表示があるので、広く見るのも、明日の細かいところを見るのも、どちらもできます。

担当の決まった繰り返しの作業。 金曜の買い出し、月に一度の処方の受け取り、火曜の夜のゴミ出し。ひとつずつに人が割り当てられ、予定どおりに繰り返されます。ローテーションを使えば、仕事を数人のあいだで自動でローテーションできますので、繰り返す仕事が同じきょうだいのところに居着いてしまうことがありません。

効くところに届くリマインダー。 カレンダーの予定にも作業にもリマインダーを付けられるので、処方の受け取りも 9:00 の服薬も、いちばん多くを背負っている人の記憶に頼らず、ひとりでに知らせが来ます。

共有の記録。 メモと共有リストが、通院のまとめ、次の診察で聞きたいこと、いま飲んでいる薬に、全員が読んで書き足せる置き場を 1 つ与えます。付き添った人があとから 2 行書けば、電話を回す必要はありません。

介護用品の買い物リスト。 食事に合わせた食料品、失禁用品、切らすと困るもの。誰でもどこからでも足せますし、リストはその場で全員の画面に反映されるので、店にいちばん近い人がいつも最新のものを見られます。

オフラインでも使えること。 病院の廊下や施設の地下は、電波が届きません。カレンダーもリストも、つながっていなくても動き、あとから追いつきます。

カレンダーのフィードはありません。 Homsy は iCal フィードに対応していません。事業所やデイサービス、施設がフィードを公開しているなら、それを Google カレンダーで購読して、その Google カレンダーを Homsy につないでください。有料プランなら、メンバーごとに 1 つの Google カレンダーから予定を取り込みます。

Homsy は 2 人までの家庭なら無料です。介護のチームはたいてい 3 人以上なので、実際には有料プランになります。

Homsy ではないもの

ここは、ほかのソフトの比較よりも大事なところなので、はっきり書いておきます。

医療の記録ではありません。 診療の履歴も、検査結果も、処方の管理も、医療機関の窓口もありません。薬の共有リストは家族が段取りを合わせるための道具であって、カルテではありません。正しい薬のリストは処方した医師と薬局のところに置き、アプリの中にあるものは写しとして扱ってください。

事業所向けの勤務管理ソフトではありません。 複数の利用者に対して有償のスタッフを配置しているなら、必要なのは勤務管理の分野です。出退勤と訪問の確認、給与、請求、法令の報告、勤務時間のきまり。Homsy にはそのどれもありませんし、目指してもいません。Homsy が働くのは家族側の版です。互いを信じている、小さくて顔ぶれの決まった集まりが、ひとりの人の介護を分け合う形です。

見守りの仕組みではありません。 位置情報も、転倒の検知も、センサーも、飲んだかどうかを知らせる服薬の装置もありません。それらは別の目的を持った別の機器です。Homsy が教えるのは、誰がそこにいる予定かということだけで、その人が着いたかどうかは分かりません。

話し合いの代わりにはなりません。 偏りが見えるようになるのは役に立ちます。それを直すのは、やはりきょうだいどうしの話し合いですし、それを代わりにやってくれたアプリは、これまでひとつもありません。

半日で整える手順

  1. 家庭を作り、いつも関わっている人を全員招く。 きょうだい、配偶者、使ってくれるなら雇っているヘルパー、そして自分の 1 週間を見たいなら介護を受けている本人も。
  2. ひとりずつに色を付ける。 ここを飛ばすと、カレンダーは同じ形の枠が並ぶ壁になります。いちばん働く設定が、この 1 つです。
  3. 通院より先に、付き添いの型を押さえる。 いつもの当番が背骨で、通院はそこにぶら下がります。この順でやると、空いている日がすぐに目立ちます。
  4. 決まっている通院を先 3 か月分まで入れる。 ひとつずつに、付き添う人を名前で割り当てます。
  5. 繰り返す作業を決める。 薬局、買い出し、支払い、洗濯、庭。担当を付け、回すべき仕事にはローテーションを付けます。
  6. 共有リストを 2 本作る。 いま飲んでいる薬と、次の診察で聞きたいこと。どちらも受診のたびに書き足します。
  7. 口に出して、ルールを 1 つ決める。 通院に付き添った人は、その日のうちに記録へ 2 行書く。これが、ほかの全部を持つ値打ちのあるものにする習慣で、そして最初にすたれる習慣でもあります。

最初の 2 週間は、カレンダーと作業のリストだけにしてください。いちど全部を入れるのは、誰も開かない仕組みを作る確実なやり方です。

家のことも同時に回している家族へ

親の介護を調整している人のほとんどは、同時に自分の家庭も回しています。学校の送り迎え、食事、いつもの家事。家族の介護を分担するためのガイドがその広い絵を扱っていますし、年老いた親の介護を分け合うは、きょうだいのあいだの力学をもっと深く見ています。この使い方ではなく機能そのものでアプリを比べたいなら、家族向けスケジュール管理アプリの比較がそれをやっています。


よくある質問

家族で使う介護シフト共有アプリは、どれがよいですか

きょうだいと配偶者、それに数人のヘルパーという家族のチームなら、医療用でも勤務管理用でもなく、家庭で共有するアプリが向いています。人ごとに色の付く付き添いのカレンダー、担当の決まった繰り返しの作業、リマインダー、そして共有の記録。Homsy はそこをまかないますし、離れた街に住むメンバーでも使えます。作業もリストも要らず、付き添いの表だけでよいなら、共有した Google カレンダーが無料でいちばん小さい答えです。

家族向けの介護シフトアプリと、事業所向けのソフトは違いますか

違います。違いは、誰の予定を組むかです。家族向けの介護シフトアプリは、小さくて顔ぶれの決まった集まりを、ひとりの人のまわりで合わせます。事業所向けのソフトは、多くの利用者に対して有償のスタッフを配置し、出退勤と訪問の確認、給与、請求、法令の報告を足します。会社を通じて介護者を雇っているなら、必要なのは後者です。きょうだい 3 人と雇ったヘルパーひとりなら、後者は高くつきすぎます。

別の街に住むきょうだいでも、同じ介護の予定表を共有できますか

できます。Homsy の家庭のメンバーは同じ住所に住んでいる必要がないので、別の街の — あるいは別の国の — きょうだいでも、1 つの介護カレンダー、1 本の作業リスト、1 つの記録を共有できます。全員が自分のスマホから同じ 1 週間を見られますし、変更はその場で全員の画面に反映されます。

高齢の親の服薬のリマインダーは、どう組めばいいですか

繰り返す服薬を共有カレンダーの予定にするか、繰り返す作業として置き、リマインダーを入れてください。記憶に頼らず、向こうから知らせが来ます。処方の受け取りは、担当を付けた別の繰り返す作業として扱ってください。切らすのは、飲み忘れではなく段取りの失敗だからです。飲み忘れが危ないものについては、予定表と一緒に、物としての薬のケースや自動の払い出し器を使ってください。共有のアプリが記録するのは計画であって、薬をのみ込んだかどうかまでは確かめられません。

雇っているヘルパーを、家族の介護の予定表に入れられますか

本人が使ってくれるなら、入れられます。いつも来るヘルパーを家庭に入れると、その人の当番も家族と同じカレンダーに出ますし、引き継ぎのメモは台所のノートではなく 1 か所に集まります。ほかの人と同じように、色を付けてください。アプリを使いたくないと言われたら、その人の当番をその人の色でカレンダーに置き、手配している人が最新の状態に保つ形にします。

無料で使える介護シフト共有アプリはありますか

2 人までなら、Homsy が全機能を無料で使えます。介護のチームはたいていそれより大きいので、ふつうは有料プランになります。共有した Google カレンダーは何人でも無料で、付き添いの表はまかなえますが、担当の付いた繰り返す作業も、共有リストも、家庭という意味での人ごとの色分けもありません。ですから、作業と記録は結局どこか別の場所に行ってしまいます。

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