共同養育のカレンダー:二人の親が同じ情報を持つために
共同養育の対立でいちばんよくあるもとは、子育ての考え方をめぐる大きな意見の食い違いではありません。段取りです。「その試合のこと、知らなかった」「その予約のこと、教えてくれなかった」「あの週末はそっちだと思っていた」。
共同養育のカレンダーは、二人の親が見られる、いつでも最新の 1 つの予定表を作ることで、この問題を消します。記憶に頼ることも、埋もれるメッセージも、誰が誰に何を言ったかという思い込みも、もう要りません。
共同養育のカレンダーに載せるもの
養育の予定
土台です。いつ誰が子どもと過ごすか。繰り返しの予定として入れ、親ごとに色を分けて、何か月も先まで見えるようにしてください。休暇の上書きや、旅行の期間も入れます。
子どもの行事
子どもに関わることすべてです。
- 学校の行事(面談、発表会、遠足)
- 習いごと(試合、練習、レッスン)
- 通院の予約
- 人との予定(誕生日会、お泊まり)
- 学校の大事な日(写真撮影の日、行事週間、提出期限)
受け渡しの詳細
移り変わりの段取りです。
- 受け渡しの時刻と場所
- 誰が迎えに行き、誰が送るのか
- 特別な取り決め(早めの迎え、遅めの送り)
二人で担うこと
どちらの時間かに関わらず、起きないといけない作業です。
- 提出期限の来る同意書
- 習いごとの申し込みの締め切り
- 誕生日会に持っていくプレゼントの用意
- 学用品の補充
用意のしかた
手順 1:使うものを選ぶ
協力できている共同養育なら、Homsy のような家族向けの整理アプリか、共有した Google カレンダーでうまくいきます。対立の強い場面なら、記録を残す機能のある共同養育専用のアプリ(OurFamilyWizard、2Houses)のほうが向いています。
選ぶものは、iOS と Android の両方で動き、二人とも実際に使う程度に引っかかりが少ない必要があります。
手順 2:養育の交代を入れる
養育の予定をまるごと、繰り返しのカレンダーの予定として書き出します。色を分けてください。親 A の時間は青、親 B の時間は緑(何でもかまいません)。休暇の予定と、定まった例外も入れます。
手順 3:わかっている予定をすべて足す
二人とも、知った時点で子どもの予定を入れます。ルールはこうです。学校の行事、通院の予約、習いごとを知ったら、すぐに共有カレンダーへ。
手順 4:通知のきまりを決める
二人とも、こういうときに通知を受け取るべきです。
- 自分が子どもと過ごす時間の予定(その日に何があるかを知るため)
- 相手の時間の予定でも、知っておく必要があるもの(検査の結果、学校の面談)
- 近づいてくる受け渡し
- 予定の変更
手順 5:やり方を決めておく
- 予定は、知ってから 24 時間以内にカレンダーへ入れる
- 二人とも、毎日カレンダーを見る
- 予定の変更のお願いは、口頭ではなくカレンダーかアプリを通す
- カレンダーが「本当のところ」である。そこにないなら、存在しない
上の組み立てに比べればアプリそのものは小さな話ですが、まったくどうでもいいわけでもありません。家族カレンダーアプリの比較が、どの無料の段階なら 2 つの家庭のカレンダーを抱えられるか、どれがどこまで先の予定を入れられるかを並べています。
よくある壁
「元配偶者が使ってくれない」
相手の親が共有カレンダーを使わないなら。
- まず、相手にとって役に立つものにしてください。相手が子どもと過ごす時間の予定を入れて、情報の恩恵を受けてもらうのです。
- 自分は使い続けてください。何を共有したかの記録は、あなたのために働きます。
- できるなら、養育の計画書や裁判所の取り決めに入れてください。共有の電子カレンダーをすすめる裁判所は増えています。
連絡の好みが違う
片方はメッセージがよく、もう片方はメールがよく、カレンダーはまったく別の場所にある。直し方はこうです。カレンダーが正本だと決めること。予定の変更についてのやりとりはどの経路で起きてもかまいませんが、決まった結果はカレンダーに反映させます。
相手の時間に予定を入れすぎる
片方が、相手が子どもと過ごす時間に重なる習いごとを、相談なしに申し込んでしまう。防ぎ方はこうです。二人の時間に影響する習いごとは、申し込む前に話し合うと決めておくこと。カレンダーがあれば、時間への影響が目に見えます。
もっと大きな話
共同養育のカレンダーは、予定を組む道具というだけではありません。対立を防ぐ道具です。段取りをめぐる言い争いをひとつ防ぐたび、その力が大事なことに残ります。自分の時間に、子どものそばにいることに。
二人の親がカレンダーを「本当のところ」として信頼できるようになると、段取りについて直接やりとりする必要が減ります。やりとりが減れば、対立の機会も減ります。対立が減れば、子どもは健やかでいられます。
カレンダーに載せる養育の取り決めそのものについては、共同養育の予定の手引きをご覧ください。道具の全体像は共同養育アプリの比較へ。
1 つの家庭が複数の家族の子どもを抱えるようになると、カレンダーには 2 つめの仕事ができます。2 通りの養育の型が重なり、そのうえで誰かがいない週があります。ステップファミリーのカレンダーアプリは、それを読めなくならない形で描く話ですし、ステップファミリーにおすすめのアプリは、ひとりあたりの課金なしで大人 3 人以上を抱えられるものを比べています。
距離が入ると、カレンダーはまた変わります。受け渡しは飛行機や長い運転になり、学期の日程はそろわなくなり、予定は数週間ではなく数か月先まで決めないといけません。その版は遠距離の共同養育のこつが扱っています。
よくある質問
共同養育のカレンダーとは何ですか
二人の親が見て書き換えられる共有の電子カレンダーで、養育の予定、子どもの行事、通院の予約、習いごとの予定、受け渡しの段取りが載っているものです。子どもに関わるすべての予定について、1 つの「本当のところ」を作ります。
共同養育のカレンダーに、いちばん良いアプリは何ですか
協力できている共同養育なら、Homsy か Google カレンダーが簡単な共有の見え方を作ります。対立の強い場面なら、OurFamilyWizard がカレンダーとあわせて、裁判で使える記録を残せます。二人の関係の形に合わせて選んでください。
共同養育のカレンダーは、二人とも書き換えられるべきですか
そうすべきです。二人とも予定を足し、情報を更新すべきです。それが心の負担を分け、両方の家庭からの情報がそろったカレンダーを作ります。乱用を防ぐには、下敷きになるルールを置いてください。相手の入れたものを消さない、養育の予定を変えるときは事前に話し合う。
直前の予定変更は、どう扱えばいいですか
決めた経路(アプリ、メッセージ、メール)で、できるだけ早く伝えてください。カレンダーはすぐに直します。相手が子どもと過ごす時間に響く変更なら、埋め合わせの時間を申し出てください。すべて記録に残してください。