Amazon Echo Show で家族の段取りを整える:できることと、アプリが要るところ
台所に置かれた Echo Show
Amazon Echo Show を持っているなら、たぶん使い道はいくつかに絞られているはずです。天気、料理のタイマー、ときどき料理をしながら Alexa に何かをかけてもらうこと。台所に時刻が出ているかもしれません。便利ではありますが、家庭の司令塔とまでは言えません。
多くの家族が気づいていないのは、Echo Show が家族のカレンダーを映し、その日の予定を出し、家の情報を共有する画面として働けることです。よさそうに聞こえます。中身を見ていって、いくつかの限界に気づくまでは。その限界のせいで、Echo Show は家族の道具の代わりではなく、あくまで補いになります。
Echo Show が家族の段取りにできること
Echo Show のいちばん役に立つ家庭向けの機能は、待ち受け画面に情報を出せることです。次のようなものを表示できます。
Google カレンダーの予定 — 家族が Google カレンダーを使っているなら、それを接続すると Echo Show が今後の予定を画面に出します。「今日の予定は?」と Alexa に聞けば、声で読み上げてもくれます。
リマインダー — 決まった時刻に声で知らせを設定できます。繰り返しの家事や予約に使えます。
買い物リスト — 声で Alexa の買い物リストに項目を足せますし、家族が Alexa に読み上げてもらうこともできます。このリストは Amazon の買い物アプリと連動します。
朝のまとめ — 朝のまとめには天気、カレンダーの予定、ニュースを入れられます。1 日の始まりに家の状況をさっと確かめるのに使っている家族もいます。
すでに Amazon と Alexa のサービスの中で暮らしている家族なら、こうしたつながりは、情報を漂わせておく画面として本当に役に立ちます。台所の Echo Show が、その日の予定をすぐ見られる画面になるわけです。
Echo Show が届かないところ
限界がはっきりするのはここからです。
買い物リストが孤立していること。 Alexa の買い物リストは、ほかの作業管理の仕組みとつながっていません。家庭が別のアプリを買い物リストに使っているなら、リストを 2 本抱えることになりますし、全員に Amazon のリストへ移ってもらうことになります。それが望むところとはかぎりません。しかも Amazon の買い物リストは、純粋に食料品の調整をするためというより、Amazon での買い物のおすすめを出すために作られています。
カレンダーは声で動かすこと。 Alexa は予定を足したり、動かしたり、消したりできますし、Alexa+(Prime 会員なら無料)は予定の重なりを知らせ、家族で共有するカレンダーも持てます。それでも、台所に立っていない人は、結局スマホでカレンダーを見る必要があります。Echo Show は、家族が一緒にカレンダーを回すのを助けるより、カレンダーの情報を映すほうが得意です。
家事の記録が入っていないこと。 Alexa+ は名前を指定した人にリマインダーを出し、その人の作業を読み上げ、完了の印がつくまで声をかけ続けられます。でも家事のローテーションも、共有の家事分担表もありません。それは共有の家事の仕組みとは違います。何人ものメンバーがそれぞれ自分の作業を持ち、おたがいの状況を見て、その場で更新できるものではないのです。
持ち歩けないこと。 Echo Show は 1 つの部屋に置かれた据え置きの機械です。家族がスーパーにいても、車の中にいても、ほかのどこにいても、その画面の情報には手が届きません。
複数人の調整が限られること。 Alexa には家庭のプロフィールの機能がいくらかありますが、家族のあいだをつなぐ層は、家庭専用の共有アプリほどしっかりしてはいません。
よりよいやり方:両方使う
Echo Show がいちばん働くのは、Alexa がすでに持っているもの — タイマー、リマインダー、天気、Google カレンダー — を漂わせておく画面としてです。家庭を Alexa から動かそうとするのではなく、実際の管理は家庭向けの専用アプリでやり、台所の画面には「漂わせておく」半分を任せます。
Homsy は iOS と Android で動くので、家族全員が自分のスマホから使えます。はっきり書いておくべき限界が 1 つあります。Homsy はカレンダーをほかのアプリに公開しませんので、Echo Show が Google カレンダー越しに Homsy の予定を映すことはできません。台所の画面は Google カレンダーにあるものを映し続け、家庭は全員のスマホの中の Homsy で回す、という形です。
Homsy の本当の強みは、Echo Show にできないことです。メンバーごとの家事の割り当てとローテーション、全員がすぐ更新を見られる仕組み、店の中でオフラインでも使える共有の買い物リスト、そして一人ずつの予定がすぐ読める色分けされたカレンダーです。
正直なところ
Amazon Echo Show は家族にとって心地よい便利さですし、すでに持っているなら、カレンダーの表示を設定し、買い物リストを試してみる価値はあります。ただ、これは家庭運営の仕組みではありません。声で操作できる画面です。
本当の意味での家庭の段取り — 家事の調整、共有の計画、買い物の段取り — には、全員のスマホに入った専用のアプリが今も正しい道具です。Echo Show はよい補いで、よくできた家庭向けアプリが土台になります。
家族の道具をもっと広く比べたものは、家族向けスケジュール管理アプリのおすすめの解説をご覧ください。
家族のカレンダーの共有が忙しい家庭に何をもたらすかは、家族のカレンダー共有の記事で詳しく扱っています。
よくある質問
Amazon Echo Show に家族のカレンダーを映せますか。
映せます。Google カレンダー(または対応するカレンダーのサービス)を Alexa のアカウントに接続すれば、Echo Show が今後の予定を表示し、読み上げます。表示としては便利ですが、予定を足したり手入れしたりするのは、専用のカレンダーアプリのほうがうまくいきます。
Alexa で家事を管理できますか。
一部だけできます。Alexa+ なら、名前を指定したメンバーにリマインダーを出し、ひとりの作業を尋ね、作業が終わるまで Alexa に念押ししてもらえます。ただ、家事を人から人へローテーションすることも、1 週間で誰が何をしたかを記録することもできません。家事の管理には、家庭向けの専用アプリのほうがずっと効きます。
Amazon Alexa の買い物リストは、家族の買い物の調整に向きますか。
簡単な共有リストとしては働きますが、純粋な買い物の調整の道具というより、Amazon での買い物のしくみに組み込まれたものです。家族が主に Amazon フレッシュで買うなら、そのぶん役に立ちます。いろいろな家族が項目を足し、いろいろな店で買うという一般的な形なら、家庭向けアプリの中の共有の買い物リストのほうがうまく働きます。
Echo Show を家族のカレンダーにするには、どう設定しますか。
Alexa アプリでカレンダーを接続します。設定を開いて「カレンダー」を選び、サービスとして Google、Apple iCloud、Microsoft(Outlook.com と Office 365)のどれかを選んでサインインします。Apple の場合は、App 用パスワードを求められます。これで Echo Show が今後の予定を表示し、尋ねれば Alexa が読み上げます。家族でいちばん簡単なのは、「家族」という名前の Google カレンダーのような共有カレンダーを 1 つ作り、大人がそれぞれ自分のスマートフォンから予定を足していく形です。
Alexa で複数の人のカレンダーを管理できますか。
できます。1 つの Alexa アカウントに複数のカレンダーを接続でき、Amazon では Alexa の音声 ID を持つ大人それぞれが、自分が尋ねたときに Alexa がどのカレンダーを読むかを選べます。また Amazon は、カレンダーを一度接続すると、その予定はお使いの Alexa 端末を使う誰にでも見える場合があると注意しています。だからこそ、キッチンの画面に置くなら家族の共有カレンダーが素直な選び方です。
Echo Show に家事の当番表はありますか。
ありません。Echo Show にも Alexa にも、家事の当番表も、仕事を人から人へ回すしくみも組み込まれていません。仕事ごとに繰り返しのリマインダーを設定することはでき、Alexa+ なら名前を指定した人に念押しもできますが、誰が何をしたかを記録するものは何もありません。それには家族全員のスマートフォンに家事アプリが要ります。Homsy なら、家事ひとつひとつに担当者と繰り返しの設定がつき、いつ済んだかが記録に残ります。