Homsy と OurHome:家事アプリとしてどちらが勝つか
まず入手できるかどうかから。ここで比較の前提が決まります。 OurHome はインストールできません。2026 年 8 月 27 日に確認したところ、Apple はこのアプリの識別子に何も返さず、公式サイトに載っている Google Play へのリンクは 404 を返し、そのサイトは暗号化されていない HTTP でしか開きません。終了の告知は出ていないので、これは判定ではなく、こちらが見つけた事実です。Elusios という別の開発元が、同じ名前の無関係なアプリを両方のストアで公開しています — バージョン 1.8.0、2026 年 7 月 15 日更新、ルームメイト向けの買い物リストと作業リストです。OurHome という名前のものを入れる前に、開発元を確かめてください。以下は、すでに OurHome を使っていて、移るかどうかを決めようとしている家庭のための、同じ土俵での比較です。
OurHome も Homsy も家庭の家事の管理に取り組んでいますが、入り口がまったく違います。OurHome はポイントとごほうびの仕組みを中心に作られています。子どもは家事でポイントを稼ぎ、親が決めたごほうびに使います。Homsy にはポイントもごほうびもありません。それは意図したもので、こちらは家庭でのチームワーク、見えること、公平な分け方、そして大人どうしの段取りを中心に作られています。
どちらも働きます。ただし、抱えている問題が違う家庭に対して働きます。
OurHome のポイントとごほうびの仕組み
これが OurHome の設計そのものなので、比較の前に素直に書いておく値打ちがあります。
親が家事ごとにポイントを決め(「ゴミ出し= 5 ポイント」)、そのポイントで何が買えるかを決めます。子どもが作業をこなすとポイントがたまり、親が並べたごほうびの店で使います。50 ポイントで金曜の映画を選べる、といった具合です。ランキングが全員の様子を映します。画面は明るく、アイコンや進み具合の帯が並ぶ子ども向けの作りで、だいたい 5 歳から 12 歳の子どもには本当に効きます。小さな子どもに、二度言わずに家事をやってもらうという点では、いま市場でいちばん力のあるものです。
Homsy にはポイントもごほうびの仕組みもなく、これから足す予定もありません。 家事には名前のついた担当と、繰り返しの予定と、やったかどうかの記録がつき、その記録が責任の所在になります。点数をつけなくても、何が誰の手で終わったかを家庭が見られる、ということです。大人はゴミ出しのためにごほうびの店を必要としませんし、大人向けの家事アプリの絞り込みがあるのは、ポイントも星もバッジも入っていない家事アプリを、多くの人がわざわざ探しているからです。
引き換えを 1 行で言うと、こうです。小さな子ども向けのごほうびの経済がほしいなら、OurHome にはそれがあり、Homsy にはこの先もありません。子どもが 15 歳になり、洗濯を避けているのが大人のほうになっても働き続ける仕組みがほしいなら、ポイントは合わないしくみで、Homsy はそれを外しています。
機能の比較
| 機能 | Homsy | OurHome |
|---|---|---|
| 家事の担当決め | あり - 家庭のどのメンバーにも | あり - 子ども向けが中心 |
| 繰り返しの予定 | あり - 柔軟 | あり |
| ポイント / ごほうびの仕組み | なし | あり - 中心の機能 |
| 買い物リスト | あり | あり |
| 共有カレンダー | あり | 基本のみ |
| 誰がやったかの記録 | あり - 細かく残る | 基本のみ |
| 対象 | 家庭まるごと | 子どものいる家族 |
| ゲーム化 | なし | あり - ポイント、ごほうび、ランキング |
| 対応環境 | iOS、Android、ウェブ | 2026 年 8 月 27 日時点でどちらも不可 — 両ストアに掲載なし |
| 価格 | 無料プラン+有料プラン | 販売されていた当時は、無料+有料機能 |
OurHome が勝つところ
ポイントとごほうびの仕組みそのもの。 いちばんの目的が子どもに家事をやってもらうことなら、OurHome はそのために作られていて、Homsy には張り合えるものがありません。親がポイントの値もごほうびの店も握っていて、子どもには努力と見返りが一直線につながって見えます。
子どもに向いた画面。 OurHome の作りは色が豊かで、子どもを引き込みます。アイコン、進み具合の帯、ごほうびの店のおかげで、家事が命令ではなく遊びに近く感じられます。
買い物リスト。 OurHome には家族の誰もが書き足せる共有の買い物リストがあり、買い物の段取りが家事と同じアプリの中に収まります。
Homsy が勝つところ
家庭まるごとの管理。 OurHome は基本的に、親から子への家事の仕組みとして設計されています。Homsy は全員のために設計されています。作業を分け合うパートナー、段取りを合わせるルームメイト、責任を分け合う三世代の家庭。大人どうしの公平な分担は Homsy の強みです。
子どもの家事の外へ。 家庭の管理でつまずく点の多くは、子どもに家事をやらせることではありません。見えない労働、心の負担、大人どうしの偏った分け方です。OurHome はそこを扱いません。Homsy は扱います。
ゲーム化に頼らない。 ゲーム化は効きます — 効かなくなるまでは。外からの報酬についての研究は、それが時間とともに内側からのやる気を弱めうることを示しています。ポイントのために家事をしていた子どもは、ポイントが止まると家事をやめるかもしれません。Homsy の、見えることと責任を分け合うというやり方は、ごほうびではなく参加をもとに習慣を作ります。
これはゲーム化が悪いという話ではありません。とくに小さな子どもにとっては、始めるための良い道具になりえます。ただ、長く続ける家庭の管理としては、ポイントの積み上げに依存しない仕組みのほうが保ちます。
大人にとっての単純さ。 家事アプリをおもにパートナーとの段取りに使うなら — 今夜つくるのは誰か、学校のお迎えは誰が行くか、今週の風呂掃除は終わったか — OurHome の子ども向けのゲーム化は、余計な荷物です。Homsy はすっきりした、大人にふさわしい作業管理を渡します。
ウェブで使える。 Homsy はブラウザでも動き、OurHome はスマートフォン専用でした。家庭の作業を組んだり見直したりするのは、大きな画面のほうが楽なことが多いです。
どんな家庭の形にも合う。 Homsy はどんな構成の家庭でも働きます。OurHome は親と子どもという構造を前提にします。共同養育の形、ルームシェア、子どものいない家庭なら、Homsy は合いますし、OurHome は合いません。
中心にある問い:あなたが整えたいのは誰の分か
いちばんの課題が子どもに家事をやってもらうことなら、OurHome のゲーム化の仕組みは優れています。ポイントとごほうびのしくみは 5 歳から 12 歳の子どもを引き込みますし、家事の時間から小言を取り除きます。
どちらにも決めきれないなら、OurHome の代わりになる 6 本がもっと広い顔ぶれを横に並べていますし、OurHome を使い続ける価値があるかは、そのまま残るという選択を正直に読んだものです。
いちばんの課題が家庭まるごとの段取りなら、Homsy のほうが合います。家庭の管理をチーム競技として扱い、大人も子どもも、何をやる必要があって誰が引き受けているかを全員が見られます。大人だけの家に向けた家事アプリの選び方は、決める前に確かめることを扱っていますし、家庭の作業アプリのページは、その下で動いている担当決めとローテーションのしくみを書いています。
家に子どもがまったくいないなら、どちらのアプリの子ども向け機能も関係がなく、選択はもっと簡単になります。まずは大人向けの家事アプリの絞り込みから始めてください。
両方が必要なら — 子どものやる気と、大人の段取りの両方 — 選び方は 2 つです。
- すべてを Homsy でやり、子どもには年齢に合った家事を割り当てる(ゲーム化はなし、ただし何を期待しているかははっきりさせる)
- 子どもには OurHome、大人の段取りには別の仕組みを使う(ただし仕組みを 2 つ動かすことになります)
ゲーム化をどう考えるか
ここは正面から書きます。2 本のアプリを分ける、考え方の境目だからです。
ゲーム化に賛成する側の言い分: 子どもはごほうびに応えます。家事を楽しくすれば、やってくれる率は上がります。小言よりましです。ポイントは子どもに、やり遂げた感じと、自分で決めている感じを与えます。
反対する側の言い分: 家事は家族の一員であることの一部であって、取引ではありません。基本的な貢献に(ポイントで)払うと、貢献にはすべて見返りが要る、という前提が育ちかねません。長い目で見れば、内側からのやる気(大事だからやる)のほうが、外からのやる気(ごほうびがあるからやる)より健やかです。
あいだの道: ゲーム化を橋として使うことです。小さいうちは OurHome のポイントで習慣をつけ、育ってきたら Homsy のようなゲーム化しない仕組みへ移す。ポイントがなくなっても、家事をする習慣は残ります — その移行を、意図してやったのなら。
よくある質問
OurHome のポイントとごほうびの仕組みはどう動きますか
親が家事ごとにポイントを決め、そのポイントで何が買えるかをごほうびの店に並べます。子どもは作業をこなし、ポイントがたまり、それをごほうび — 映画を選ぶ権利、画面を見る時間、親が並べたもの — に使います。ランキングが全員の進み具合を映します。交換の両側を親が握っていることが、5 歳から 12 歳くらいの子どもに効く理由です。
Homsy にポイントとごほうびはありますか
ありません。それは意図したものです。Homsy は家事を点数ではなく、担当・予定・やったかどうかの記録で追いかけるので、責任の所在は「何かを稼ぐこと」ではなく「見えること」から生まれます。小さな子ども向けのごほうびの経済がほしいなら OurHome が正しいアプリですし、大人が使い続ける仕組みがほしいなら、ポイントはたいてい邪魔になります。ポイントのないものをこれほど多くの家庭が探している理由は、大人向けの家事アプリの記事にあります。
子どもに家事を教えるのに、ゲーム化は良いですか
小さな子ども(4 歳から 10 歳くらい)には、最初の家事の習慣をつける道具として効きます。危ないのは依存です。ごほうびのためだけに家事をしていた子どもは、ごほうびが出ないときに抵抗するかもしれません。ゲーム化は入り口として使い、育つにつれて内側からのやる気へ、少しずつ移してください。
Homsy は子どもと一緒に使えますか
もちろん使えます。子どもも Homsy の家庭のメンバーになれて、自分に割り当てられた作業を持てます。違うのは、Homsy がその体験をポイントやごほうびでゲーム化しないことです。かわりに渡すのは、見えることです。子どもは自分の作業を見られますし、家族全員が、それぞれの貢献を見られます。
OurHome は夫婦・カップルの家事分担に使えますか
技術的にはパートナーどうしで使えますが、そのために設計されてはいません。ゲーム化の部分(ポイント、ごほうび)は、大人どうしの間ではぎこちなく感じられます。いちばんの必要がパートナーどうしの公平な家事の分担なら、Homsy のほうがふさわしい道具です。夫婦・カップル向けの家事アプリの記事と、割り当てる前にリストを分ける家事分担アプリのページをご覧ください。
10 代にはどちらが向いていますか
10 代はたいていゲーム化に抵抗します。家事でポイントを稼ぐのは子どもっぽく感じられるからです。Homsy の素直な担当決めと、見えるようにするやり方のほうが、10 代にはよく働きます。彼らはごほうびの仕組みより、自分で決められることと、何を期待されているかのはっきりさに応えます。